「XRP(XRP)リップル」とは?
「XRP(XRP)リップル」とは、国際送金に特化した仮想通貨です。
リップル社が開発した送金ネットワーク「リップルネットワーク」で使用される通貨であり、異なる通貨間の交換を円滑にする「ブリッジ通貨」として機能します。
「XRP(XRP)リップル」は、2012年に発行が開始されました。
2023年3月時点で時価総額ランキングは6位であり、ビットコインやイーサリアムに次ぐ人気のある仮想通貨です。
総発行枚数は1,000億枚であり、すでに全てが発行済みです。
そのうちの約6割はリップル社や創業者が保有しており、市場に流通しているのは約4割です。
「XRP(XRP)リップル」は、リップル社が提供する送金ネットワーク「リップルネットワーク」で使われます。
「リップルネットワーク」とは、分散型台帳技術「XRP Ledger」とインターレジャープロトコル「ILP」を組み合わせた金融システムです。
このシステムを利用することで、異なる決済手段や通貨であっても同価値で安全にトレードができます。
例えば、日本円からドルに送金する場合、「日本円→XRP→ドル」という流れを作ります。
このとき、XRPは日本円とドルの間にある「ブリッジ通貨」として働きます。
このようにして、国際送金にかかる時間やコストを大幅に削減することができます。
「XRP(XRP)リップル」の特徴
XRPの特徴は以下の通りです。
①XRPは、ビットコインやイーサリアムなどの他の仮想通貨と比べて、トランザクションの処理速度が非常に速いです。
XRPのトランザクションは約3秒で完了します。
②XRPは、トランザクションの手数料が非常に安く、XRPのトランザクションにかかる手数料は、0.00001XRP以下です。
これは、ビットコインやイーサリアムの手数料と比べて、ほぼ無視できるレベルです。
③XRPは、発行上限が決まっています。XRPの総供給量は、最大で1,000億XRPです。
現在、約460億XRPが流通しており、残りの540億XRPはリップル社が管理しています。
リップル社は、毎月10億XRPをエスクローから解放し、市場に供給することができますが、そのうちの大部分は再びエスクローに戻されています。
④XRPは、エコロジーに優しい。
XRPは、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨と違って、マイニングというプロセスを必要としません。
マイニングとは、トランザクションを承認するために膨大な電力を消費することです。
XRPは、コンセンサスというプロトコルを採用しており、トランザクションを承認するために必要な電力は非常に少なく済みます。
以上が、仮想通貨「XRP(XRP)リップル」の特徴になります。
「XRP(XRP)リップル」が対応しているウォレット
XRPに対応しているウォレットは、大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類があります。
ホットウォレットとは、インターネットに接続された状態でXRPを保管するウォレットで、利便性が高い反面、ハッキングなどのセキュリティリスクがあります。
コールドウォレットとは、インターネットから切断された状態でXRPを保管するウォレットで、セキュリティが高い反面、利用する際に手間がかかります。
ホットウォレットには、「ウェブウォレット」「デスクトップウォレット」「モバイルウォレット」の3種類があります。
ウェブウォレットとは、ブラウザ上でXRPを管理できるサービスで、取引所やオンラインショップなどと連携して決済や送金を行うことができます。
デスクトップウォレットとは、パソコンに専用のアプリをインストールしてXRPを管理できるサービスで、オフラインでも通貨を確認できます。
モバイルウォレットとは、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールしてXRPを管理できるサービスで、外出先でも手軽に取引や決済ができます。
コールドウォレットには、「ハードウェアウォレット」と「ペーパーウォレット」の2種類があります。
ハードウェアウォレットとは、USBメモリや専用の端末にXRPを保管できるサービスで、インターネットから完全に隔離されているためセキュリティが最も高いです。
ペーパーウォレットとは、紙にXRPの公開鍵と秘密鍵を印刷して保管する方法で、紙媒体ならではの耐久性や匿名性があります。
以上が、XRPに対応しているウォレットの種類と特徴です。
自分の目的や用途に合わせて最適なウォレットを選ぶことが大切です。
また、複数のウォレットを使って分散管理することもおすすめします!
「XRP(XRP)リップル」のステーキング方法
「XRP(XRP)リップル」は、国際送金に特化した分散型台帳技術です。
XRPは、送金速度が非常に速く、手数料も安いことから、ブリッジ通貨としての役割が期待されています。
しかし、XRPを保有するだけではなく、ステーキングという方法で利益を得ることもできます。
ステーキングとは、仮想通貨を預けて金利を受け取ることです。ステーキングには、様々なメリットがあります。
①ステーキングは、パッシブインカムとして定期的に報酬を得ることができます。
②ステーキングは、仮想通貨の価格変動に左右されにくく、安定した収入源になります。
③ステーキングは、仮想通貨の流動性やセキュリティに貢献し、ネットワークの発展に参加できます。
では、XRPのステーキング方法はどのように行うのでしょうか。
XRPのステーキングは、主に仮想通貨取引所やウォレットサービスを利用することで可能です。
例えば、以下のようなサービスがあります。
Bitrue
XRP基軸の仮想通貨取引所で、Power Piggyというステーキングサービスを提供しています。
XRPの年利は5.3%で、最低預け入れ額は10XRPです。
また、BTRという取引所トークンを保有することで、VIP枠を獲得しやすくなります。
Nexo
暗号資産融資プラットフォームで、Earnというステーキングサービスを提供しています。
XRPの年利は最大8%で、最低預け入れ額は1XRPです。
また、NEXOというプラットフォームトークンを保有することで、報酬率を高めることができます。
Flare Finance
DeFi(分散型金融)プラットフォームで、Flare Network上に構築されています。
Flare NetworkはXRP Ledgerと互換性があり、XRPをスマートコントラクトに活用できるようにします。
Flare Financeでは、Farmというステーキングサービスを提供しており、XRPを預けることでFLRやDFLRなどのトークンを受け取ることができます。
以上のように、XRPのステーキング方法は様々ですが、共通している点は、自分の資産を活用して収益を得ることができるということです。
もちろん、ステーキングにもリスクがありますので、自己責任で行う必要があります。
しかし、XRPの将来性や需要が高まる中で、ステーキングは有効な投資手段の一つと言えるでしょう。
「XRP(XRP)リップル」をステーキング以外で稼ぐ方法
XRPをステーキング以外で稼ぐ方法としては、以下のようなものがあります。
トレード
XRPは、ビットコインやイーサリアムなどと比べて価格変動が大きいことがあります。
そのため、市場の動向を分析して、適切なタイミングで売買することで利益を得ることができます。
トレードには、リスク管理や資金管理が重要ですので、初心者の方は注意してください。
レンディング
XRPを貸し出して利息を得ることができるサービスです。
例えば、NexoやCelsiusなどのプラットフォームでは、XRPを預けることで年利4%~6%程度の収入を得ることができます。
レンディングには、プラットフォームの信頼性や流動性、ハッキングなどのリスクがありますので、利用する際は自己責任で行いましょう。
エアドロップ
XRPを保有していることで、新しい暗号資産を無料で受け取ることができるサービスです。
例えば、2020年12月には、Flare Networkというプロジェクトが、XRPホルダーに対してSparkというトークンを配布しました。
エアドロップには、受け取ったトークンの価値や税金などの問題もあるため、参加する際は注意が必要です。
以上が、仮想通貨「XRP(XRP)リップル」をステーキング以外で稼ぐ方法の一例です。
XRPは、今後もRippleNetの普及や規制環境の変化などによって価値が変動する可能性があります。
そのため、XRPを保有する際は、常に最新の情報に目を向けておくことが大切です!
「XRP(XRP)リップル」を扱っている海外の取引所
現在、世界中に多くの仮想通貨取引所がありますが、その中でもXRPを扱っている海外の仮想通貨取引所をいくつか紹介します。
Binance(バイナンス)
Binanceは、2017年に中国で設立された仮想通貨取引所で、現在はマルタに本社を置いています。
Binanceは、世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所で、約200種類の仮想通貨を取り扱っています。
Binanceでは、XRPをビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨と交換することができます。
また、Binanceは、自社発行のトークンであるBinance Coin(BNB)を使うことで、取引手数料を割引するサービスも提供しています。
Coinbase(コインベース)
Coinbaseは、2012年にアメリカで設立された仮想通貨取引所で、現在は世界30カ国以上でサービスを展開しています。
Coinbaseは、初心者にも使いやすいインターフェースやセキュリティが高く評価されており、約50種類の仮想通貨を取り扱っています。
Coinbaseでは、XRPを米ドルやユーロなどの法定通貨と交換することができます。
また、Coinbaseは、2021年にNASDAQに上場した最初の仮想通貨取引所としても注目されています。
Bitstamp(ビットスタンプ)
Bitstampは、2011年にスロベニアで設立された仮想通貨取引所で、現在はルクセンブルクに本社を置いています。
Bitstampは、欧州最古の仮想通貨取引所として知られており、約10種類の仮想通貨を取り扱っています。
Bitstampでは、XRPを米ドルやユーロなどの法定通貨と交換することができます。
また、Bitstampは、XRP Ledger(XRPの分散型台帳)に直接接続しており、XRPの送受金を迅速かつ安全に行うことができます。
以上が、「XRP(XRP)リップル」を扱っている海外の仮想通貨取引所の一例です。
XRPは、国際送金に革命をもたらす可能性がある仮想通貨として注目されていますが、その一方で規制や訴訟などのリスクも存在します。
そのため、XRPを購入する際には、自己責任で十分な情報収集やリスク管理を怠らないようにしましょう。
「XRP(XRP)リップル」を扱っている日本国内の取引所
以下では、XRPが購入可能な国内の仮想通貨取引所の特徴を比較しながら紹介します。
1. コインチェック
コインチェックは、マネックスグループ傘下の企業が運営する仮想通貨取引所です。
コインチェックは、18種類の仮想通貨を取り扱っており、XRPだけでなく、NEMやモナコインなど他の取引所ではあまり見かけないアルトコインも購入できます。
また、スマホアプリで簡単に取引できることや、貸仮想通貨サービスでXRPを貸し出して利息を得ることができることも魅力です。
コインチェックは、500円から少額投資が可能なので、初心者にもおすすめです。
2. GMOコイン
GMOコインは、GMOインターネットグループの企業が運営する仮想通貨取引所です。
GMOコインは、金融機関のバックグラウンドを持ち、豊富なトレーディングサービスを提供しています。
現物取引やレバレッジ取引だけでなく、暗号資産FXにも対応しており、XRPやライトコインなどのアルトコインでもレバレッジをかけて取引できます。
また、多機能なアプリや貸仮想通貨サービスも利用できます。
GMOコインは、100円から少額投資が可能なので、気軽に始められます。
3. DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、DMMグループの企業が運営する仮想通貨取引所です。
DMM Bitcoinは、20種類の仮想通貨を取り扱っており、XRP以外にもビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックなどのアルトコインも購入できます。
また、アルトコイン証拠金取引に強みを持ち、XRPやライトコインなどでもレバレッジをかけて取引できます。
さらに、LINEでの問い合わせ対応や最短1時間で口座開設が完了することもメリットの1つです。
「XRP(XRP)リップル」を無料で手に入れる方法
実は、仮想通貨「XRP(XRP)リップル」を無料で手に入れる方法はいくつかあります。
ここでは、その中でも代表的な3つの方法を紹介します。
1. フォーセットサイトを利用する
フォーセットサイトとは、仮想通貨を少額でもらえるサイトのことです。
広告収入などで運営されており、サイト内でタスクをこなしたり、クイズに答えたりすると、仮想通貨がもらえます。
例えば、「FreeRipple.com」や「CoinFaucet.io」などがあります。
ただし、もらえる量は非常に少なく、出金には手数料や最低限度額が設定されている場合が多いので注意が必要です。
2. エアドロップに参加する
エアドロップとは、仮想通貨の開発者やプロジェクトが、マーケティングやコミュニティ形成の目的で、仮想通貨を無料で配布することです。
例えば、「Flare Network」は、2020年12月にリップル(XRP)のホルダーに対して、「Spark」という新しい仮想通貨をエアドロップしました。
エアドロップに参加するには、事前に指定されたウォレットや取引所に仮想通貨を保有しておく必要があります。
また、エアドロップされた仮想通貨の価値や流動性は不確実な場合が多いので注意が必要です。
3. マイニングやステーキングを行う
マイニングやステーキングとは、仮想通貨のネットワークを維持するために必要な計算や検証作業を行うことで、報酬として仮想通貨をもらうことです。
しかし、リップル(XRP)はビットコイン(BTC)などと違ってブロックチェーンを使用せず、「Proof of Consensus」という承認アルゴリズムを採用しています。
そのため、一般的なマイニングやステーキングはできません。
しかし、「Wietse Wind」氏が開発した「XRPTipBot」では、「Coil」というウェブモネタイゼーションサービスに登録し、「Coil Web Monetization Pointer」を設定することで、リップル(XRP)のマイニングが可能です。
また、「Binance」や「Bitrue」などの取引所では、「Flexible Savings」というサービスでリップル(XRP)のステーキングが可能です。