不況、増税、老後破産。資本主義で”死なない”為に知らなければいけない経済のコト | あなたが貰っているお給料の”正体”

あなたが貰っているお給料の正体




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あなたが貰っているお給料の”正体”

先日、朝日新聞社が発行している「A●RA」という雑誌で、年収1,000万円以上の人たちの実態を取材した、「年収1千万円の研究」という特集が組まれていました。
そこで語られていたのは、「この仕事内容で、このお給料では割に合わない」「正直しんどい」という嘆きの声でした。激務すぎて、身体を壊してしまったという方もいました。

「年収100万円」の時代もあり得るとささやかれる中で、年収1,000万円は超高級取りです。年収1,000万円に届いている人は、わずか3.8%しかいません(※平成25年、国税庁の民間給与実態統計調査結果より参照)。

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世間一般から考えれば、「目標」とされることが多い金額です。
それなのに、1,000万円プレーヤーたちは、幸せそうではないのです。
なぜでしょうか?
しかも、自分たちで幸せでない理由を言える人は少ないです。「正直しんどい」という自覚はあっても、どうすればそこから抜け出せるかがわかっていません。

一体なぜなのでしょうか?

それは、私たちが生きている、この社会のルールに気づいていないからです。そのルールに気づいていないために、知らない間に”負け”ているのです。1,000万円稼いでいても、”負け”てしまっているのです。

「1,000万円プレーヤーが負け組だなんて、そんなことはあり得ない!」

いえ、そんなことがあり得るのです。1,000万円プレーヤーの全員が”負け”なわけではありません。このルールを知らない人とが”負け”ているのです。

スポーツやゲームを始めるのに、ルールを聞かずにプレーをする人はいないでしょう。
仮にルールを知らずに始めたら、正しい手が打てずに「ルールを知っている人」にボロ負けします。当たり前の話です。

初めてやるゲーム、スポーツに呼ばれたら、「どんなルールになっているの?」と、まずルールを聞きます。
どこにボールを蹴れば点が入るのか、どうすれば負けてしまうのか?
どうすれば点が取りやすいのか、そのためにどんな作戦があり得るのか?
どうすれば点を取られてしまうのか、そのために鉄則として知っておかなければいけない”守備”は何か?
それを聞いてからプレーを始めますし、それを聞かずに始めたら相手にボコボコにやられてしまいます。

受験をするときも、傾向と対策を知ります。過去問を研究したり、過去問を研究しつくした人に”ノウハウ”を聞いたりして、自分が勝ちやすい方法を学びます。
当たり前の話です。

しかし、その「当たり前」であるはずのことを、私たちは自分の労働に当てはめて考えません。

社会に出る前に、実社会で仕事をするときには、何をしたら”勝ち”になるのかを学ぶ人はほとんどいません。どうすれば勝ちやすくなるのか、どうすれば”負け”になってしまうのか、”負け”ないためにどんな傾向と対策があるのか、学びません。
そもそも自分にとって何が”勝ち”で、何が”負け”かも自分で知りません。
というより、これらを知ろうとする発想も持っていません。

ルールを知らなければ、その環境の中で適切に振る舞えません。社会のルールや構造を知らなければ、望む結果が出ないのは当然のことです。
とはいっても、実社会はゲームやスポーツとは違います。ルールブックが明示されているわけではありませんし、「ルール説明の場」があるわけでもありません。
会社の上司が知っているとも限りません。場合によっては、定年を迎えるまで結局ルールが何だかわからなかったという人もいるのではないでしょうか?

資本主義社会のルールは、「経済学」から読み取ることができます。

そして、その経済学の中でも、今の日本経済の”ルール”を最も鋭く、かつ明快に示しているのが『資本論』です。
今の日本は、『資本論』の理論で説明できるところが非常に多く、『資本論』を知っていることは、労働者として働くうえで、とても強力な武器になります。

『資本論』は、共産主義の経済学ではなく、資本主義経済の本質を研究している本です。

『資本論』には、私たちが今生きている資本主義が、どんなルールで成り立っているかが書かれています。
そこから、労働者がなぜ苦しい生活に追い込まれてしまうのか、なぜ企業が一生懸命に開発した商品がすぐにコモディティになり、値下がりしてしまうのか、なぜ時代の救世主としてもてはやされた企業が、いきなりライバル企業に逆転されてしまうのか、を読み取ることができます。

そして、そこから抜け出す方法も読み取ることができます。

『資本論』を「時代錯誤でもはや使えない経済学」と捉える人もいますが、非常にもったいないと思います。
そして、その中で語られている資本主義の原則、ルールは、万人のビジネスに当てはまり、万人の働き方に応用できる方法です。

ポイント① 「価値」と「使用価値」の意味を理解し、その区別をすること
ポイント② 「剰余価値」の意味を理解し、それが生まれるプロセスを知ること
ポイント③ 「剰余価値」が、やがて減っていくことを理解すること

この3つを欠かしてはいけません。
この3つを理解していれば『資本論』を使いこなすことができます。

じつは、私たちが長らく悩んでいた疑問は、150年前にすでにマルクスが解決していたのです。

1 「価値」と「使用価値」
⇒商品の価格を決めるルール。労働力もまた「商品」である。では、私たちのお給料を決めている絶対ルールとは何か?

2 「剰余価値」
⇒企業が生み出す利益の構造。そのプロセスから見える、労働者が必然的に置かれる過酷な現実とは?

3 「剰余価値」が減っていくこと
⇒資本主義経済が抱える宿命的なジレンマ。私たちの生活がどんどん苦しくなる構造上の理由とは?

 

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