ChatGPTのプラグイン「Scraper」の使い方
ChatGPTのプラグイン「Scraper」は、ChatGPTがユーザーの質問に対して最新の情報を提供できるようにするツールです。このプラグインを使用すると、ChatGPTは直接ウェブブラウザを模倣し、インターネット上の情報を検索し、表示することが可能になります。
具体的な機能としては、検索エンジンの検索、ウェブページの開閉、ページ内のテキストを引用・保存、ページのスクロールなどがあります。それでは、具体的な使用方法について見てみましょう。
プラグインの基本操作
検索
`search(query: str, recency_days: int)` という関数を使います。`query`に検索したいキーワードを、`recency_days`には過去何日以内の情報を検索したいかを指定します。
例:
“`python
browser.search(“最新のiPhoneのリリース日”, recency_days=30)
“`
ウェブページの開閉
`click(id: str)` という関数で、検索結果から特定のウェブページを開きます。`id`は検索結果のリストから選んだページのIDを指定します。
例:
“`python
browser.click(0)
“`
テキストの引用
`quote(start: str, end: str)` という関数を使います。`start`に引用したいテキストの開始部分、`end`には終了部分の文字列を指定します。
例:
“`python
browser.quote(“新型iPhoneは”, “リリースされました。”)
“`
ページのスクロール
`scroll(amt: int)` という関数を使います。`amt`にはスクロールしたい量を指定します。正の数を指定すると下に、負の数を指定すると上にスクロールします。
例:
“`python
browser.scroll(2)
“`
プラグインを使った対話例
ユーザーからの質問に対するChatGPTとScraperプラグインの対話例を示します。
ユーザー:「最新のiPhoneはいつリリースされたの?」
ChatGPT:「それについての最新の情報を調べてみましょう。」
————————————————–
“`python
browser.search(“最新のiPhoneのリリース日”, recency_days=30)
“`
————————————————–
検索結果が表示されたら、適切な情報が含まれているページを選んで開きます。
————————————————–
“`python
browser.click(0)
“`
————————————————–
ページ内にリリース日が書かれている部分を見つけたら、その部分を引用します。
————————————————–
“`python
browser.quote(“新型iPhoneは”, “2023年6月1日にリリースされました。”)
“`
————————————————–
そして、その情報をユーザーに伝えます。
ChatGPT:「新型iPhoneは2023年6月1日にリリースされました。」
以上がChatGPTのプラグイン「Scraper」の基本的な使用方法です。ウェブ上の情報を活用して、最新かつ正確な情報を提供することが可能になります。
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