ChatGPTを用いたPowerPointの自動生成
今回はOpenAIのGPT-4を用いて、PowerPointプレゼンテーションの生成を自動化する方法についてお話します。ChatGPTは非常に強力な自然言語理解と生成能力を持つツールで、それを使って様々なタスクを自動化することができます。そして今回、その一例としてPowerPointの自動生成に挑戦します。
ChatGPTとは何か?
ChatGPTは、大量のテキストデータから学習した人工知能です。OpenAIによって開発され、その学習データはインターネット上の書籍、ウェブサイト、その他のテキストから取得されています。その結果、ChatGPTは自然言語での会話を理解し、自然な返答を生成することができます。
PowerPoint自動生成のアプローチ
PowerPointの自動生成を行うには、まず、ChatGPTをCode Interpreter(コードインタープリタ)として使用します。つまり、ChatGPTに具体的な指示を与え、それに基づいてスライドのコンテンツを生成するようにします。
次に、生成されたテキストを用いてPowerPointスライドを作成します。これには、Pythonのライブラリである`python-pptx`を利用します。このライブラリを使用すると、Pythonコードでスライドを生成、編集することができます。
関連リンク: python-pptx
実装方法
ChatGPTをCode Interpreter(コードインタープリタ)として使用するには、OpenAIのAPIを利用します。以下に簡単な例を示します。
“`python
import openai
openai.api_key = ‘your-api-key’
response = openai.Completion.create(
engine=”text-davinci-003″,
prompt=”Create a slide title and three bullet points on the topic of Artificial Intelligence.”,
temperature=0.5,
max_tokens=100
)
print(response.choices[0].text.strip())
“`
このコードは、ChatGPTに人工知能についてのスライドタイトルと3つの箇条書きを生成するように指示しています。出力は、生成されたスライドの内容になります。
次に、この出力を使用してPowerPointスライドを作成します。これには`python-pptx`ライブラリを使用します。
“`python
from pptx import Presentation
# Create a presentation
prs = Presentation()
# Add a slide with a title and content layout
slide_layout = prs.slide_layouts[1]
slide = prs.slides.add_slide(slide_layout)
# Add a title
title = slide.shapes.title
title.text = “Generated slide title”
# Add content
content = slide.placeholders[1]
content.text = “Generated bullet points”
# Save the presentation
prs.save(“generated_presentation.pptx”)
“`
このコードは、新しいプレゼンテーションを作成し、タイトルとコンテンツを持つスライドを追加し、それを保存します。
以上が、ChatGPTを用いたPowerPointの自動生成の基本的な流れです。ChatGPTの強力な自然言語生成能力とPythonのライブラリを組み合わせることで、プレゼンテーションの生成を自動化することができます。
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