今流行りの写真をジブリ風に変換する生成AI「GPT-4o」の簡単なやり方は？無料版でも利用できる？

　最近、写真をジブリ風に変換する生成AIが大きな話題となっています。スタジオジブリのアニメーションは、その独特の柔らかさや温かみのあるビジュアルで世界中にファンをもち、そのスタイルを再現できるAIツールが注目を集めています。

1. ジブリ風写真生成AIの名前

　現在、写真をジブリ風に変換する生成AIとして最も注目されているのは、OpenAIが提供する「GPT-4o」モデルを使用した画像生成機能です。この機能は、ChatGPTの有料版である「ChatGPT Plus」で利用可能です。GPT-4oは、テキストプロンプト（指示文）を入力することで高精度な画像を生成できるAIで、特に「ジブリ風」といった特定のスタイルを指定して画像を作る能力に優れています。

　また、「DALL·E 3」という画像生成モデルも、ジブリ風の画像生成に使われることがあります。DALL·E 3もOpenAIが開発したもので、ChatGPT Plusのユーザーであれば、同じインターフェースを通じて利用可能です。DALL·E 3は特に、写真やイラストを基にした画像変換に強いとされており、ジブリ風のタッチを再現するのに適しています。

　この2つのモデル（GPT-4oとDALL·E 3）は、どちらもChatGPT Plus内で使えるため、一般的には「ChatGPT Plusの画像生成機能」として知られています。ジブリ風の画像を作りたい場合、これが現時点での主流ツールと言えるでしょう。

2. 利用は有料か無料か？

　ジブリ風の画像を生成する機能は、基本的に有料です。具体的には、ChatGPT Plusというサブスクリプションプランに加入することで、GPT-4oやDALL·E 3を使用した画像生成機能が利用できるようになります。

ChatGPT Plusの料金

料金: 月額20ドル（約2,200円、為替レートにより変動）

内容: GPT-4oやDALL·E 3を使った画像生成機能のほか、高度なテキスト生成や優先サポートが含まれます。

無料版の制限

　ChatGPTの無料版では、残念ながら画像生成機能は利用できません。無料版はテキストベースの会話や簡単な質問への回答に限定されており、画像を生成したり、写真をジブリ風に変換したりする機能は含まれていません。

無料で使える可能性は？

　ただし、Xでの投稿を調査したところ、興味深い情報が見つかりました。2025年4月4日に、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が「ChatGPTの無料版でも画像生成機能を一時的に開放した」と発表したという投稿がありました（例: Xの投稿）。この期間中、無料版ユーザーもジブリ風のイラストを生成できたようです。ただし、これは一時的なキャンペーンやテストだった可能性が高く、恒久的な無料提供ではないようです。現時点では、公式サイトで最新情報を確認することをお勧めします。

　結論として、通常は有料（ChatGPT Plus）が必要ですが、特別なイベントやテスト期間に無料で使えるチャンスがあるかもしれません。

3. ChatGPTから利用できるか？

　はい、ChatGPTから利用できます。ただし、これはChatGPT Plusに加入しているユーザーに限られます。無料版では画像生成機能が使えないため、注意が必要です。

ChatGPT Plusでの利用方法

　ChatGPT Plusに加入すると、ChatGPTのインターフェース内で以下の2つの方法でジブリ風の画像を生成できます。

テキストプロンプトによる生成

　例えば、「ジブリ風の森の中の小屋を描いてください」と入力すると、AIがその指示に基づいて画像を生成します。スタイルを細かく指定することも可能で、「ジブリ風で、夕暮れ時の風景を柔らかい色調で」といった具体的なリクエストにも対応します。

写真をアップロードして変換

　自分の写真をアップロードし、「この写真をジブリ風に変換してください」と指示することで、AIがその写真をジブリ風に再現します。例えば、家族写真やペットの写真をジブリ風に変えることができ、非常にユニークな結果が得られます。

無料版での状況

　前述の通り、無料版では通常、画像生成機能は利用できません。ただし、Xでの情報によると、一時的に無料版でも画像生成が開放された時期があったようです。この場合も、ChatGPTのチャット画面から同様の手順で操作できたと報告されています。

4. 初心者向けの具体的な利用方法

　ここからは、初心者でも簡単にジブリ風の画像を生成できるように、具体的な手順をステップごとに詳しく解説します。ChatGPT Plusを使った方法を中心に説明しますが、無料版で使えるチャンスがあった場合にも応用できる内容です。

ステップ1: ChatGPT Plusに加入する

　まず、画像生成機能を使うためには、ChatGPT Plusに加入する必要があります。

手順:

1.OpenAIの公式サイトにアクセスします。

2.右上の「Sign Up」または「Log In」をクリックし、アカウントを作成（またはログイン）します。

3.アカウント作成後、画面上部の「Upgrade to Plus」を選択。

4.月額20ドルのプランを選び、クレジットカードなどの支払い情報を入力して加入します。

※所要時間: 約5〜10分

※注意点: 支払いはドル建てなので、日本円での請求額は為替レートによって若干変動します。

5.加入が完了すると、ChatGPTの画面で「GPT-4o」などのモデルが選択できるようになります。

ステップ2: ChatGPTのインターフェースにアクセスする

手順:

1.ログイン後、ChatGPTのチャット画面を開きます。

2.画面上部で、使用するモデル（GPT-4oなど）が選択されていることを確認します。

※ポイント: 無料版だとモデル選択のオプションが限られているので、Plus版であることを確認してください。

ステップ3: テキストプロンプトでジブリ風画像を生成する

　テキストだけでジブリ風の画像を作る方法です。

手順:

1.チャット画面に、例えば「ジブリ風の森の中の小屋を描いてください」と入力します。

2.Enterキーを押すと、AIが画像生成を開始します。数秒〜数十秒で画像が表示されます。

コツ:

　具体的な指示を出すと良い結果が得られます。例えば、「ジブリ風で、青い空と緑の丘、木造の家、夕暮れ時の暖かい雰囲気」と詳細に書くと、よりイメージに近い画像が生成されます。気に入らない場合は、「もっと明るくしてください」などと修正を依頼できます。

※所要時間: 1回あたり約10〜30秒

ステップ4: 写真をアップロードしてジブリ風に変換する

　自分の写真をジブリ風に変えたい場合の手順です。

手順:

1.チャット画面で、写真をアップロードするオプション（通常は紙クリップアイコン）をクリックします。

2.パソコンやスマホから写真を選んでアップロードします。

3.「この写真をジブリ風に変換してください」と入力し、Enterキーを押します。

4.AIが写真を解析し、ジブリ風に変換した画像を生成します。

　※例:家族旅行の写真をアップロードし、「この写真をジブリ風のアニメスタイルにしてください」と入力。結果として、柔らかいタッチで描かれたジブリ風の家族イラストが得られます。

　※注意点:写真の画質が低いと、細部が再現しにくい場合があります。高解像度の写真を選ぶと良いでしょう。

　※所要時間: アップロードと生成で約20〜40秒

ステップ5: 生成された画像を保存する

手順:

1.生成された画像がチャット画面に表示されたら、右クリック（または長押し）して「画像を保存」を選択。

2.パソコンやスマホに保存し、SNSで共有したり、プリントアウトしたりできます。

※ポイント: 保存した画像は個人利用に限らず、OpenAIの規約では商用利用も許可されています（後述の著作権に注意）。

5. Xでの最新情報とユーザーの反応

　X（旧Twitter）を調査したところ、ジブリ風の画像生成に関する多くの投稿が見られました。ここでは、最新トレンドやユーザーの声を紹介します。

関連投稿の例

無料版での利用報告

・「ChatGPTの無料版でジブリ風イラストを作れた！すごい！」（2025年4月4日頃の投稿）

・これは一時的な開放期間のもので、現在は有料版のみが対応している可能性が高いです。

有料版でのクオリティに驚き

・「GPT-4oで家族写真をジブリ風にしたら、本当にジブリ映画の1シーンみたいになった！」

・多くのユーザーが、生成された画像のクオリティに感動しています。

著作権への懸念

・「ジブリ風の画像をSNSに上げても大丈夫？著作権が心配…」

・一部のユーザーが、ジブリ風スタイルの法的問題について議論しています。

トレンドのまとめ

・ジブリ風の画像生成は、技術的な進化とユーザーのクリエイティビティを刺激しており、特にSNSでの共有が人気です。

・無料版での一時的な開放が話題になったものの、安定して使うには有料版が必須という声が多いです。

6. 注意点と著作権について

　ジブリ風の画像を生成する際には、いくつかの注意点があります。特に著作権に関する問題は重要なので、詳しく解説します。

著作権のリスク

・ジブリ風スタイルの模倣: スタジオジブリの作品は著作権で保護されており、生成された画像が既存の作品と酷似している場合、侵害とみなされる可能性があります。

・商用利用の注意: OpenAIの規約では、生成された画像の所有権はユーザーに帰属し、商用利用も許可されています。しかし、ジブリ風の画像を商品化したり、公に販売したりする場合は、ジブリ側の権利を侵害するリスクがあります。

利用規約の確認

　OpenAIの公式規約を確認すると、生成画像はユーザーが自由に使えるとされています。ただし、「第三者の権利を侵害しないこと」が条件です。ジブリ風の画像を公開する前に、それがオリジナリティを持つか、既存作品のコピーに近いかを判断する必要があります。

倫理的な使用

　AIを使って他者のスタイルを模倣することは、クリエイターへの敬意という観点から議論されることがあります。個人で楽しむ分には問題ないですが、大規模な公開や利益目的での使用は慎重に検討してください。

　推奨: ジブリ風の画像は、個人的な楽しみや学習目的で使うのが安全です。SNSに投稿する場合は、「AI生成であること」を明記すると良いでしょう。

7. まとめ

　最後に、この記事のポイントを簡潔にまとめます。

・ジブリ風写真生成AIの名前: GPT-4o（ChatGPT Plusで利用可能）およびDALL·E 3

・利用料金: 有料（ChatGPT Plus：月額20ドル）。無料版では通常利用不可だが、一時的な開放期間あり

・ChatGPTからの利用: 可能（有料版ユーザーのみ）

・具体的な利用方法: ChatGPT Plusに加入し、テキストプロンプトや写真アップロードで簡単に生成可能

　この記事では、初心者でも理解しやすいように、具体的な手順や注意点を詳しく解説しました。Xでの最新情報も取り入れつつ、ジブリ風の画像生成を楽しむためのガイドを提供できたかと思います。ぜひ、この技術を使って、あなただけのジブリ風アートを作ってみてください！