「n8n(エヌ・エイト・エヌ)」に無制限プランはあるのか?無制限プランが無い場合に無制限で利用する方法はあるのか?
はじめに:n8nとは何か?初心者向けの簡単説明
こんにちは! あなたがこの記事を読んでいるということは、ワークフロー自動化ツールに興味を持っているのですね。n8n(エヌエイトン)は、ZapierやMake.comのようなツールに似ていますが、オープンソースで無料で使えるのが大きな魅力です。簡単に言いますと、n8nは「アプリ同士を自動でつなげて作業を楽にするツール」です。例えば、Gmailでメールが来たらSlackに通知を送る、Google Sheetsにデータを自動で追加する、AIを使ってテキストを要約する…そのような簡単なものから複雑なものまで、ノーコード(プログラミングなし)で作成できます。
n8nの強みは、柔軟性とコストパフォーマンスです。2025年現在、n8nはAI統合が強化されていて、ChatGPTやGoogleのVeo 3のようなAIツールと簡単に連携できます。初心者の方でもドラッグアンドドロップでワークフロー(自動化の流れ)を作れるUI(ユーザーインターフェース)が直感的です。ただし、問題は「料金プラン」です。無料で始めたいけれど、使いこなすと制限がかかってしまいますよね。
この記事では、2025年10月15日現在の最新情報に基づいて、以下の2点を詳しく解説します:
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n8nに無制限プラン(executions=ワークフローの実行回数、ユーザ数、ステップ数などが無制限)はあるのか?
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ない場合、無制限で利用する方法(主にセルフホスティング)はどうやるのか?
情報源は、n8n公式サイトのpricingページ、Web検索結果、X(旧Twitter)の最新投稿です。初心者向けに、専門用語は最小限にし、ステップバイステップで説明します。コマンドのコピー&ペースト例も入れます。目標は、あなたが今日から試せるようにすることです。さあ、始めましょう!
n8nの公式料金プラン:2025年現在の詳細比較
n8nの料金は、実行回数(executions)に基づいて課金されます。1回のexecutionとは、ワークフローが最初から最後まで1回動くことです。ステップ(1つのアクション、例:メール送信)は無制限です。すべてのプランでアクティブなワークフロー数とユーザー数は無制限です。2025年8月のアップデートで、アクティブワークフロー制限が撤廃されました。 これにより、ビルド(作成)は自由に、課金は実行のみになりました。
公式プランは4つ+Community Editionです。以下にテーブルで比較し、各プランを詳しく解説します。価格はユーロ(€)で年払いベースです。月払いは少し高めです。
プラン比較テーブル
プラン名 | 価格(年払い/月) | Executions/月 | ホスティング | 同時実行数 | プロジェクト数 | インサイト期間 | 主な特徴 | 制限 |
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Community Edition | 無料 | 無制限 | セルフホスト | 無制限(サーバー次第) | 無制限 | なし | 基本機能、GitHubから無料ダウンロード | サポートなし、自己管理 |
Starter | €20/月 | 2,500 | クラウド(n8nホスト) | 5 | 1共有 | 7-14日 | 基本自動化、フォーラムサポート | 小規模向け、インサイト短め |
Pro | €50/月 | 10,000 | クラウド | 20 | 3共有 | 30日 | グローバル変数、検索機能 | 中規模、ログ30日 |
Business | €667/月 | 40,000 | セルフホスト | スケーラブル | 6共有 | 30日 | SSO、Git、環境分離 | 大規模チーム向け |
Enterprise | カスタム(要相談) | カスタム(無制限可能) | クラウドorセルフ | 200+ | 無制限 | 365日+ | 専用サポート、無制限ログ | 企業向け、価格非公開 |
(このテーブルはWeb検索と公式ページに基づく。)
Starterプラン:初心者の入門編
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誰向け? 個人ユーザーや小規模テストに適しています。月2,500回の実行で十分ならこのプランです。
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詳細機能:
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ワークフロー作成:ドラッグ&ドロップでノード(アクション)を繋げます。例:Twitter投稿をRSSフィードに変換します。
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統合:400+のアプリ(Google、Slack、OpenAIなど)と連携できます。HTTPリクエストでカスタムAPIも可能です。
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デバッグ:エディタ内でテスト実行、ログ表示(7日保存)に対応します。
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セキュリティ:シークレット(APIキー)を暗号化します。
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コラボ:無制限ユーザーですが、1プロジェクトのみ共有です。
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コスト例:年€240です。超過時は自動アップグレードか停止となります。
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初心者Tips:無料トライアル(14日)からスタートすると良いです。Xで「n8n Starter 30日無料」キャンペーンがあることもあります。
Proプラン:本格運用スタート
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誰向け? フリーランサーや小チームに向いています。月10,000回実行が可能です。
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追加機能:
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高度デバッグ:実行検索、履歴閲覧(30日)に対応します。
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変数管理:グローバル変数で再利用できます(例:APIキー一元管理)。
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インサイト:ダッシュボードで実行傾向分析(時間帯フィルタ)を行えます。
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同時実行:20並行で高速化できます。
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コスト例:年€600です。Starterからのアップグレードは簡単です。
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注意:まだクラウド限定です。Xユーザー曰く、「10Kで足りるが、AI重いワークフローだとすぐ超える」との声があります。
Businessプラン:チーム&スケール向け(2025年新プラン)
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誰向け? 成長中企業に適しています。月40,000回、セルフホストです。
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追加機能:
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スケーリング:Queueモードで複数インスタンス、S3外部ストレージに対応します。
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バージョン管理:Git統合でdev/prod環境分離が可能です。
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セキュリティ:SSO/SAML/LDAP、2FA強制に対応します。
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カスタム:CLI制御、カスタムノード追加が可能です。
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コスト例:年€8,004です。スタートアップ割引(50%オフ、20人未満企業)があります。
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Xの声:2025年8月アップデートで「生産性爆上げ。Gitでチーム共有が楽」との声があります。
Enterpriseプラン:本気の無制限
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誰向け? 大企業向けです。カスタム設計です。
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追加機能:
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無制限:プロジェクト、ログ保存、同時実行(200+)が無制限です。
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サポート:SLA付き専用チーム、ログストリーミング(Datadog連携)に対応します。
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請求:請求書払い、カスタム契約が可能です。
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コスト:非公開(数千€/月推定)です。
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注意:見積もり必須です。Xで「カスタムで無制限取れたが、高い」という声があります。
Community Edition:無料の基盤
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GitHubからダウンロードできます。 基本機能は満載ですが、サポートはありません。
n8nに無制限プランはあるのか?2025年10月現在の結論
はい、あります。ただし、完全無制限はEnterpriseプランのみです。 Enterpriseではexecutionsをカスタムで無制限に設定可能です(例:月100万回以上)。プロジェクト数、ユーザー、ステップも無制限です。ログ保存も無期限です。 しかし、価格は企業向けで高額(推定€1,000+/月)です。初心者や個人にはハードルが高いです。
他のプラン:
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Starter/Pro:実行回数制限(2.5K/10K)があります。
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Business:40Kですが、セルフホストで拡張可能です(複数インスタンスで実質無制限)。
Xの議論では、「Enterpriseはオーバーキル。セルフホストで十分無制限」という意見が多数です。 2025年アップデートで全プランが「無制限ビルド」になりましたが、実行課金は残ります。
無制限プランがない(または高すぎる)場合の代替はセルフホスティングです。これでCommunity Editionを使い、完全に無料・無制限で利用できます。次章で詳しくご案内します。
無制限でn8nを利用する方法:セルフホスティングの完全ガイド
セルフホスティングとは、「自分のサーバー(PCやクラウド)でn8nを動かす」ことです。n8nのCommunity Editionをインストールし、管理するのは自分です。利点:
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無制限:実行回数、ワークフロー、ユーザーすべて無限です。
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無料:ソフトウェア自体€0です。サーバー代だけかかります(無料オプションあり)。
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プライバシー:データがn8n社に渡らず、自分の制御下に置けます。
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カスタム:シェルコマンド実行、Nodeパッケージ追加が可能です。
欠点:
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セットアップに30分〜1時間かかります。
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メンテナンス(更新、バックアップ)が必要です。
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ダウンタイム時は自分で直す必要があります。
初心者でも問題ありません。Docker(コンテナツール)を使えば簡単です。3つの方法をステップバイステップで説明します:ローカルPC、VPS(有料低コスト)、無料クラウドです。
方法1:ローカルPCでインストール(完全無料、テスト向け)
あなたのPC(Windows/Mac/Linux)で動かします。インターネット不要でオフラインでもOKです。
前提:Dockerインストールが必要です。初心者向けに説明します。
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Dockerをインストール:
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Windows/Mac:https://www.docker.com/products/docker-desktop/ からダウンロードし、インストール後に再起動します。
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Linux:ターミナルで
sudo apt update && sudo apt install docker.io
(Ubuntuの場合)を実行します。 -
確認:ターミナル/コマンドプロンプトで
docker --version
を実行します。出力例:Docker version 27.0.3。
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n8nをダウンロード:
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GitHubからスターターキット:https://github.com/n8n-io/n8n/tree/master/docker-compose (ブラウザでアクセス)を利用します。
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または、ターミナルで:
git clone https://github.com/n8n-io/n8n.git cd n8n/docker-compose
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docker-compose.yml を編集(オプション):ポートやボリューム設定です。デフォルトでOKです。
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ファイル内容例:
version: '3.8' services: n8n: image: docker.n8n.io/n8nio/n8n restart: always ports: - '5678:5678' environment: - N8N_HOST=localhost - N8N_PORT=5678 - N8N_PROTOCOL=http volumes: - n8n_data:/home/node/.n8n volumes: n8n_data:
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起動:
docker-compose up -d
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-d
でバックグラウンド実行です。初回はイメージダウンロードで5-10分かかります。
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アクセス:ブラウザで http://localhost:5678 にアクセスします。初回セットアップでユーザー作成、パスワード設定を行います。
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停止/更新:
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停止:
docker-compose down
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更新:
docker-compose pull && docker-compose up -d
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トラブルシューティング:
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ポートエラー:5678が使われている場合、ymlのポートを変更します(例:8080:5678)。
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データ永続化:volumesで.n8nフォルダ保存です。バックアップ:
docker volume ls
で確認し、cpコマンドでコピーします。
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X例:Julian Goldieの投稿で「5分セットアップで€600/年節約」との共有があります。
使用例:ローカルでAIワークフロー作成です。OpenAIノード追加:エディタで「OpenAI」を検索し、APIキーを入力します。テスト実行は無制限です!
方法2:VPS(仮想サーバー)で常時稼働(月€5程度、低コスト無制限)
PCをオフにすると止まりますので、クラウドVPSがおすすめです。24/7稼働です。
おすすめVPS(2025年現在):
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Hetzner:€4.5/月(2vCPU, 4GB RAM)。
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DigitalOcean:$6/月(1vCPU, 1GB)。
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Hostinger:$5/月、20%オフあり。
ステップ(Hetzner例):
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アカウント作成:https://www.hetzner.com/cloud 。無料トライアル€20クレジットがあります。
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サーバー作成:CX22プランを選択し、Ubuntu 24.04をインストールします。IPアドレス取得(例:123.456.78.90)です。
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SSH接続:ターミナルで
ssh root@123.456.78.90
を実行します。パスワード入力(初回設定)です。 -
Dockerインストール:
apt update apt install docker.io docker-compose -y systemctl start docker
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n8nインストール:上記ローカルと同じです。ymlにホスト変更:
environment: - N8N_HOST=yourdomain.com # またはIP - WEBHOOK_URL=https://yourdomain.com/
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ドメイン設定(オプション):Cloudflareで無料ドメインを取得し、DNS AレコードをVPS IPに向けます。
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SSL(HTTPS):Let’s Encryptで無料化します。
apt install certbot -y certbot certonly --standalone -d yourdomain.com
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n8nのymlに逆プロキシ(Nginx)追加を推奨します。詳細:n8nドキュメント https://docs.n8n.io/hosting/ です。
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起動:
docker-compose up -d
を実行します。ブラウザで https://yourdomain.com:5678 にアクセスします。
コスト計算:€5/月で無制限です。Xでは「n8n Cloud $20 vs VPS $5、無限実行」との声があります。
スケールTips:実行が多ければRAM増(€1追加)で対応します。バックアップ:cronジョブでGitHub同期がおすすめです。
トラブル:ファイアウォールは ufw allow 5678
を設定します。パフォーマンスは docker stats
で監視します。
方法3:無料クラウド(Oracle Always Free)で生涯無料無制限
Oracle CloudのAlways Free Tierは、生涯無料サーバー(Ampere A1, 4vCPU, 24GB RAM)を提供します。Xで大人気です。
ステップ:
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アカウント:https://www.oracle.com/cloud/free/ に登録します。クレジットカード必須(検証のみ、課金なし)です。
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VM作成:Always Free > Compute > Create Instance。Ubuntu 24.04, Ampere A1 Flex(4 OCPU, 24GB)を選びます。
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SSHキー生成(Windows: PuTTY, Mac: ssh-keygen):
ssh-keygen -t rsa -b 2048
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公開鍵をOracleに貼り付けます。
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接続:
ssh -i private_key ubuntu@oracle_ip
で接続します。 -
Docker&n8n:上記VPSと同じ手順です。
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公開:セキュリティリストでポート5678を開放します。ドメインは任意です。
制限:帯域1TB/月(十分)です。X例:Archit Jainの「生涯無料、n8n無制限」動画があります。
Tips:複数インスタンスも可能です。AIワークフロー例:Veo 3動画生成自動化(Nano Banana連携)です。
Xでの議論:リアルユーザーの声
X検索(”n8n unlimited plan OR self-hosted unlimited”, 2025年1-10月)で20+投稿を分析しました。 〜 傾向:90%がセルフホスト推奨です。Enterpriseは「高すぎ」との意見です。
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肯定的:@ThoughtCook「n8n self-hosted $0, unlimited everything vs ChatGPT $150/mo」。 @Pritesh「Cloud $20/2.5K → self-host $0/unlimited」などの声があります。
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実例:@DigiLuxHubAIの3Dレンダリング自動化「Unlimited self-hosted runs」。 @NextLevelAIの「5分でunlimited workflows」という共有があります。
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批判:@thatsef「新プランで代替探し」という意見もありますが少数です。
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2025トレンド:8月アップデート後、「Git/SSOでBusiness神」。 Replitセルフホスト提案も見られます。
Xはリアルな情報が集まります。初心者は「n8n self-host tutorial」で検索すると良いです。
まとめとおすすめ:あなたの次のステップ
2025年10月15日現在、n8nの無制限プランはEnterpriseのみ(カスタム高額)です。しかし、Community Editionのセルフホスティングで実質無制限無料になります。初心者ならローカルから始め、VPS/Oracleへ移行するのがおすすめです。€0-5/月でZapier級の自動化が可能です。Xコミュニティが活発なので、困ったら投稿してみると良いです。
おすすめ:
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今日:Dockerをインストールし、ローカルでn8nを起動します。
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明日:シンプルワークフローを作成します(例:RSS→Email)。
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1週間後:VPSへ移行し、ドメインを設定します。
質問はありますか? Xで#n8nを検索するか、n8nフォーラムをご利用ください。自動化の旅を楽しんでください!