WordPressでできるコト | WordPressについて知ろう

WordPressって何？

★↓↓是非クリックしていただけると記事作成の励みになりますヾ(;´▽｀A↓↓★
⇒　今何位？　＜人気ブログランキング＞

WordPressは、オープンソースのブログ／CMSプラットフォームの事を言います。Web制作の専門的な知識がなくても、WordPressをサーバーにインストールするだけで、動的なWebサイトを構築し、ブラウザ上で更新作業を行うことが可能です。まずはWordPressの概要について説明します。

誰でも無料で使えるソフトウェア

WordPressとは、GPL(GNU General Public License)というライセンスのもとで配布されているオープンソースのソフトウェアのことを言います。個人でも商用利用でも、無料でダウンロードをして使うことができます。アメリカで開発されているソフトウェアのため、オリジナル版は英語でリリースされていますが、ボランティアなどによって翻訳とパッケージ作業が行われ、WordPressの日本語版も提供されています。

WordPress.orgの公式ローカルサイト(http://ja.wordpress.org/)

WordPressってどんなソフトウェアなの？

WordPressは、PHPというサーバーサイド・スクリプト言語で開発され、MySQLというデータベース管理システムを利用して作られているソフトウェアであり、レンタルサーバーや自分のサーバーにインストールして使います。アメブロやFC2といったブログサービスのように、Webブラウザ上の管理画面から記事を作成したり、外観や機能をカスタマイズすることが可能で、リアルタイムにWebページが生成されます。

※管理画面から記事を投稿すると、リアルタイムでページが生成される。

WordPressで作られているWebサイト

もともとはブログ用のソフトウェアとして開発されていたWordPressですが、バージョンアップを重ねるごとにカスタマイズの柔軟性を増し、今ではCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)として、世界中の企業サイトなど(※一般的なWebサイトも含む)の構築にも数多く用いられています。 以下は、WordPressで作られたWebサイトの事例を集めたものです。

①埼玉スーパーアリーナ…埼玉県の県有施設「さいたまスーパーアリーナ」の公式サイト(http://www.saitama-arena.co.jp/)

②クックパッド株式会社…レシピサイト「cookpad」などを運営するクックパッド株式会社の企業サイト(https://info.cookpad.com/)

③Coca-Cola France…コカコーラ・フランスのWebサイト(http://www.coca-cola.fr/)

④VOGUE JAPAN…世界の最新ファッションやコレクションを はじめ、ファッションモデルやビューティ、ジュエリーなど、様々なニュースやトレンド、 新作情報を紹介。海外セレブやモデルのスナップ写真も掲載されているファッション誌『VOGUE JAPAN』の公式サイト(http://www.vogue.co.jp/)

⑤SONY MUSIC…ソニーミュージックアメリカのオフィシャルWebサイト(http://www.sonymusic.com/)

⑥The New York Times Company…アメリカを代表する日刊新聞紙の一つである「The New York Times」の企業サイト(http://www.nytco.com/)

⑦THE ROLLING STONES…ザ・ローリング・ストーンズのオフィシャルWebサイト(http://www.rollingstones.com/)

⑧JUSTIN BIEBER…ジャスティン・ビーバーのオフィシャルWebサイト(http://www.justinbiebermusic.com/)

⑨BEYONCE…ビヨンセのオフィシャルWebサイト(http://www.beyonce.com/)

⑩BESTBUY mobile…アメリカミネソタ州ミネアポリスに本社を置く世界最大の家電量販店「BESTBUY」が展開する携帯電話専門ストア・ベストバイモバイルのWebサイト(http://bestbuymobile.com/)

WordPressの世界シェアは59.7%

WordPressは2003年に誕生して以来、世界中でそのシェアを伸ばし続け、2013年12月現在では、世界中のトップ1,000万サイトのうち21%がWordPressを使用して作られています。また、CMSを導入しているWebサイトに限ると、その59.7%がWordPressを使用しており、数多くあるCMSの中でダントツのシェアを誇っています。

CMSマーケットシェア
・WordPress…59.7%
・Joomia…9.1%
・Drupal…5.5%
・Blogger…1.2%
・その他…24.5%

テーマとプラグイン

WordPressの魅力のひとつに豊富なテーマとプラグインの存在があります。これらは世界中の人々によって開発され、その多くは無料で公開されています。 これにより、洗練されたデザインと機能を備えた高品質なWebサイトを簡単に作ることができるわけです。

テーマとは？

テーマとは、Webサイトのデザイン自体を変更するためのシステムで、携帯電話でいうブログの「着せ替え」のようなイメージです。また、ただ単純に外観やレイアウトを変更できるだけでなく、表示させる内容や機能も操ることが可能です。WordPressには、インストール後にすぐに使えるよう、デフォルトテーマが入っていますが、管理画面や公式ディレクトリーからテーマを検索して、追加することができます。WordPressの公式テーマは約2,800種類もあり(※2014年11月現在)、すべてのテーマを無料で使うことができます。また、知識を身につければ、既存のテーマをカスタマイズしたり、テーマを自分で作ることも可能です。

※WordPressの公式テーマディレクトリー(https://wordpress.org/themes/)

注意：公式ディレクトリー以外(インターネット上)で配布されているテーマは、有料・無料問わず、脆弱性があったり悪意のあるコードが仕込まれているケースも少なくないので、使用には注意が必要です。PHPなどの知識がない場合は、安易に使用しないほうが良いでしょう。

※テーマの変更
当ブログでも使用している「LP Designer」からデフォルトテーマの「Twenty Fourteen」 に変更。コンテンツの内容はそのままで、見た目のみを変えることができる。

プラグインとは？

プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツール(※プログラム)のことを言います。WordPress本体は、柔軟性を保つためシンプルに設計されているので、必要な機能はプラグインで追加することにより、とても便利に運営することができるようになります。公式プラグインディレクトリーには、約34,000種類以上(※2014年11月現在)のプラグインが公開されており、問い合わせフォームや写真のスライドショーを簡単に設置できるプラグインや、FacebookやTwitterなどといったSNSとの連携、アクセス解析など、Webサイトの制作や運営に必要な機能は何でも見つかると言っても過言ではありません。

※WordPress公式プラグインディレクトリー(https://wordpress.org/plugins/)

注意：上記記事内にて解説したテーマと同様に、プラグインにも危険性の含まれるものがあります。又、公式ディレクトリーで配布されているプラグインでも、2年以上更新されていないものは、最新バージョンのWordPressに対応していない場合もあるので、その場合は注意が必要です。

WordPressのメリットとデメリット

どんな商品やサービスでも利用者の状況により、必ずメリットとデメリットがあります。WordPressを使ってWebサイトを運営する場合について、良い点とそうでない点について解説していきます。

WordPressのメリット

無料ブログサービスなどと比較した場合のメリットと、WordPressならではの良さについて解説していきたいと思います。

■Webサイトの更新作業が簡単にできる

HTMLとCSSでWebサイトを作る場合と比較すると、WordPressは簡単にサイト情報を更新できるのが魅力の一つです。Webプログラミングの知識がなくても、市販の特別なソフトウェアを使用しなくても、管理画面から簡単にコンテンツを追加したりサイト情報を更新したりすることができます。

■未経験者でも自由にWebサイトが作れる

WordPressと同様に、簡単に更新を行える無料ブログサービスと比較してみましょう。多くの無料ブログサービスでは、限られた機能や規約やガイドラインに決められた中で利用するしかありません。その点、WordPressは自分で用意したサーバーにインストールして使用するため、とても自由に作成やWebサイトの運営ができるのです。

※無料ブログサービスと比較してのメリット
・独自ドメインが使える
・投稿記事ページのURLをカスタマイズできる
・始めから余計な広告やリンクが表示されない
・自分の用途に合わせた好きな機能を追加できる
・商用利用が可能
・アフィリエイトが可能
・全てのデータを自分で管理ができる　などなど。

■柔軟なカスタマイズ性

上記記事でも解説したように、WordPressは豊富なテーマやプラグインを利用して、さまざまなWebサイトを簡単に構築できるほか、「固定ページ」という機能を使い、自己紹介ページや問い合わせページなど、時系列型ではない自由なページを作ることも可能です。また、Webサイト自体のトップページにこの「固定ページ」を指定することもできるので、企業サイトのようなデザイン性の高いWebサイトを作ることも可能です。

WordPressのデメリット

WordPressに限ったことではありませんが、自分でWebサイトを運営する以上、その管理はすべて自分で行わなければならないという、手ものかかる面もあります。

■サーバー代などの費用がかかる

WordPressをインストールできるレンタルサーバーを借りるには、最低でも月額数百円の費用がかかります。また、独自ドメインを使用する場合にも、その取得費用が必要になります。

■高度なカスタマイズには専門知識が必要

より複雑でオリジナル性の高いカスタマイズをしたい場合には、テンプレートタグやHTML、CSSやPHPなどの専門知識が必要になります。Web制作者向けの書籍などで勉強するか、有料の製作サービス等を利用しましょう。

■セキュリティ対策やメンテナンスが必要

セキュリティ対策を行っていないと、WordPress自体を乗っ取られ、作成したWebサイトを改ざんされるなどの被害にあう危険性が高まります。WordPress本体やテーマ、プラグインは、常に最新のバージョンを使用することや、管理画面へログインする際のパスワードを複雑なものにするなど、きちんと対策を取るようにしましょう。また、レンタルサーバーに障害があった場合などのために、定期的にプラグインなどを利用し、データのバックアップを取るよう心がけましょう。