Tangemウォレットからビットコイン(仮想通貨)購入時に表示されるMercuryo.ioとは？日本からの利用方法と注意点まとめ！

　Mercuryo.ioは、暗号通貨の支払いソリューションを提供するフィンテック企業であり、ユーザーが法定通貨と暗号通貨を簡単に交換できるサービスを展開しています。以下では、サービスの詳細、日本からの利用可能性、利用方法、注意点、具体的な操作手順について、2025年5月26日時点の最新情報を基に、初心者でも理解しやすいよう詳細に説明します。

Mercuryo.ioの概要

　Mercuryo.ioは2018年に設立されたロンドン拠点の企業で、暗号通貨と法定通貨の間のシームレスな取引を可能にするグローバルな支払いエコシステムを提供しています。主なサービスには以下が含まれます：

・オンランプ（On-Ramp）: ユーザーは銀行カードやその他の支払い方法を使用して、Bitcoin（BTC）、Ethereum（ETH）、Tether（USDT）などの暗号通貨を購入できます。

・オフランプ（Off-Ramp）: 保有する暗号通貨を売却し、法定通貨に換金してVisaやMastercardに引き出すことができます。

・仮想共同ブランドカード: ユーザーは暗号通貨を支出するための仮想カードを発行でき、日常の支払いに使用可能です。

・サポートされている暗号通貨: Mercuryoは30種類以上の暗号通貨をサポートしており、主要なものにはBTC、ETH、USDT、BNB、SOL、AVAXなどが含まれます。詳細はMercuryoヘルプセンターで確認できます。

・サポートされている法定通貨: EUR、USD、GBP、CAD、CHF、CZK、DKK、AUD、HKDなど25種類以上の法定通貨がサポートされています。JPY（日本円）については直接のサポートが明示されていないものの、Euroなど他の通貨での取引が可能です。

　Mercuryoはカナダとクロアチアでライセンスを取得しており、135カ国以上でサービスを提供しています。パートナー企業にはBinance、KuCoin、Trust Walletなどが含まれ、200以上の企業と連携しています。

日本からの利用可否

　日本からのMercuryo利用は可能であり、具体的な証拠として、オフランプソリューションが日本で利用可能であることが確認されています。たとえば、Mercuryoヘルプセンターでは、日本がサポート対象国としてリストアップされています。また、IXFIのページでは、Mercuryoを使用して日本でEuro（EUR）で暗号通貨を購入できることが示されています。さらに、Pascal KurzawaのLinkedIn投稿では、「Mercuryo goes Japan」と記載されており、日本市場への展開が示唆されています。

　しかし、日本で直接JPYを使用した取引が可能かどうかは明示されていません。サポートされている法定通貨のリストにJPYが含まれていない場合、EuroやUSDなどの他の通貨を使用して取引する必要があります。日本の暗号通貨規制を考慮すると、Mercuryoが日本の金融庁（FSA）に登録されているかどうかは不明であり、利用の際には規制遵守を確認することが重要です。

利用する際の注意点

　Mercuryoを利用する際には以下の点に注意してください：

・銀行のポリシー: ご利用の銀行が暗号通貨取引を許可しているか確認してください。一部の銀行は暗号通貨関連の取引を制限している場合があります。

・手数料: 取引ごとに最大3.95%の手数料がかかります。たとえば、購入時も売却時もこの手数料が適用され、売却時には最低4EUR/4USDの手数料が追加されます（Mercuryoヘルプセンター参照）。手数料は動的であり、場所や支払い方法によって変動する可能性があります。

・セキュリティ: 公式のMercuryoウェブサイト（https://mercuryo.io/）とアプリのみを使用し、フィッシング詐欺などに注意してください。過去のレビューでは詐欺の報告もあるため、注意が必要です。

・取引の確認: 暗号通貨取引は不可逆です。取引詳細をよく確認し、誤ったアドレスや金額を入力しないように注意してください。

・規制遵守: 日本では暗号通貨取引所はFSAに登録する必要がありますが、Mercuryoが登録されているかどうかは不明です。利用の際には自己責任で進めてください。

具体的な操作手順

　以下に、Mercuryoを利用して暗号通貨を購入し、売却する具体的な手順を示します。初心者でも理解できるよう、ステップごとに説明します。

アカウント作成とKYC認証

1.ウェブサイトまたはアプリにアクセス: Mercuryo公式ウェブサイトにアクセスするか、App StoreまたはGoogle PlayからMercuryoアプリをダウンロードします。

2.登録: 必要事項（メールアドレス、パスワードなど）を入力し、アカウントを作成します。

3.KYC認証: 身分証明書（パスポートや運転免許証など）と住所証明（公共料金の請求書など）をアップロードし、KYC認証を完了します。認証には数分から数日かかる場合があります。

支払い方法の連携

1.ダッシュボードにログイン: Mercuryoにログインし、プロフィール設定を開きます。

2.支払い方法の追加: 「支払い方法」セクションで、VisaやMastercardなどの銀行カードを追加します。必要に応じてApple PayやGoogle Payも利用可能か確認してください。

3.カード情報の入力: カード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力し、連携を完了します。

暗号通貨の購入

1.購入ページに移動: ダッシュボードから「Buy Crypto」または「購入」オプションを選択します。

2.暗号通貨の選択: 購入したい暗号通貨（例：BTC、ETH）を選択します。

3.金額の入力: 購入したい法定通貨の金額を入力します（例：100 EUR）。JPYがサポートされていない場合、EuroやUSDを選択してください。

4.支払い方法の選択: 連携済みの銀行カードを選択します。

5.取引詳細の確認: 購入する暗号通貨の数量、手数料（最大3.95%）、合計金額を確認します。

6.取引の確定: 「Buy」または「購入」ボタンをクリックし、取引を確定します。

7.支払いの完了: カード情報を入力し、支払いを完了します。取引が成功すると、暗号通貨がMercuryoウォレットに反映されます。

暗号通貨の売却

1.売却ページに移動: ダッシュボードから「Sell Crypto」または「売却」オプションを選択します。

2.暗号通貨の選択: 売却したい暗号通貨を選択し、売却数量を入力します。

3.引き出し先の選択: 引き出し先としてVisaやMastercardを選択します。日本ではこれらのカードがサポートされています。

4.金額の確認: 売却後の法定通貨の金額と手数料（最大3.95%、最低4EUR/4USD）を確認します。

5.取引の確定: 取引詳細を確認し、「Sell」または「売却」ボタンをクリックします。

6.取引の完了: 取引が成功すると、指定した銀行カードに資金が反映されます。

サポートと追加情報

　Mercuryoのヘルプセンター（https://help.mercuryo.io/hc/en-gb）では、サポートされている支払い方法、取引限度額、よくある質問などが詳細に記載されています。問題が発生した場合は、サポートチーム（support@mercuryo.io）に連絡することも可能です。

表：Mercuryoの主な特徴