FinTech(フィンテック)で劇的に変わる金融サービス~クラウドファンディングの場合~





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FinTech(フィンテック)で劇的に変わる金融サービス~クラウドファンディングの場合~

 クラウドファンディングという言葉も、最近一般紙で多く目にするようになってきました。クラウドファンディングもまた、インターネットの特性を生かした新しい形の金融サービスです。

 

 クラウドファンディングには大別すると、「融資型」「投資型」「寄付型」があります。そのうちの融資型が、前項でも触れたソーシャルレンディングです。

 投資型のクラウドファンディングはソーシャルレンディングに形態はよく似ていますが、お金を出して得られるのは株式です。

 ソーシャルレンディングが従来の銀行融資と同じカテゴリーに分類されるのに対し、投資型クラウドファンディングは、ベンチャーキャピタルなどによる出資と同じカテゴリーに分類されると考えていいでしょう。

 

 クラウドファンディングの場を提供する企業は、投資を受けたい側の事業概要などを審査した上で、事業計画などをウェブサイトで公表します。あとの手続きは、ソーシャルレンディングとほぼ同じです。

 この投資型クラウドファンディングのサービスは、海外では、米AngelList(エンジェルリスト)などが提供しています。

 

■AngelList(エンジェルリスト)

・Webサイト(https://angel.co/)

(650×)AngelList①

 

・App Store

Jobs by AngelList
Jobs by AngelList
Developer: AngelList
Price: Free
  • Jobs by AngelList Screenshot
  • Jobs by AngelList Screenshot
  • Jobs by AngelList Screenshot
  • Jobs by AngelList Screenshot
  • Jobs by AngelList Screenshot
  • Jobs by AngelList Screenshot
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・Google Play

The app was not found in the store. 🙁

 

 米国では適格投資家という制度があり、そこで定められている純資産などの条件をクリアしないと投資できないというルールがあります。一方、日本では、投資金額に上限は設けられていますが、投資に公的な資格は必要とされず、投資家の間口が比較的広いものとなります。

 また、未上場の企業でも1億円を上限に増資が可能なので、広く浅く投資を受けたい場合には適しているといえるでしょう。

 

 投資型とは別に、寄付型のクラウドファンディングという業態もあります。これは支援スキームともいえるもので、公益性や福祉性の高いプロジェクトにチャレンジしたい人や団体に、応援の気持ちを込めてお金を送るものです。

 寄付ですので金銭的な見返りはありませんが、プロジェクトの進捗状況を報告してもらえるため、自分が寄付したお金がどのように使われたかを知る事ができます。

 このようなサービスとしては、日本では「JAPANGIVING(ジャパンギビング)」や、ガバメントクラウドファンディングであるトラストバンクの「ふるさとチョイス」などがあります。

 JAPANGIVING(ジャパンギビング)のウェブサイトを見てみると、例えば「創薬・再生医療をめざす iPS細胞研究所に安定した研究支援体制を!」というプロジェクトがあり、ノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学の山中伸弥教授の写真が掲載されています。

 

■寄付型クラウドファンディング「JAPANGIVING(ジャパンギビング)」・・・http://japangiving.jp/

(650×)JAPANGIVING①

 

 

米Kickstarter(キックスターター)を代表とする”事前購入型”のクラウドファンディング

 最後に、事前購入型のクラウドファンディングを見てみましょう。日本の多くのサービスがこの類型に入り、国内のプレーヤーとしてはREADYFOR?(レディーフォー)やMakuake(マクアケ)などが、米国ではKickstarter(キックスターター)などが提供しています。

 

■Kickstarter(キックスターター)

・Webサイト(https://www.kickstarter.com/)

(650×)Kickstarter①

 

・App Store

‎Kickstarter
‎Kickstarter
Developer: Kickstarter, PBC
Price: Free
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot
  • ‎Kickstarter Screenshot

 

・Google Play

Kickstarter
Kickstarter
Developer: Kickstarter PBC
Price: Free
  • Kickstarter Screenshot
  • Kickstarter Screenshot
  • Kickstarter Screenshot
  • Kickstarter Screenshot

 

 資金調達力は昨今急速に向上していて、例えば、米国のKickstarter(キックスターター)では、2009年のサービス開始以来、10以上のプロジェクトが立ち上がり、23億ドル(日本円にして約2,500億円)以上の金額が成約しています。

 これらのサービスでは、支援者がまず、ユーザーがこれから開発する商品やサービスなどのプロジェクトへ出資を行います。プロジェクトが一定金額に到達すれば、商品やサービスの開発を開始し、完成後、支援者に商品やサービスの提供を行います。

 いわゆる事前購入型と呼ばれ、支援者は金銭以外の商品やサービスを手に入れることができます。投資型に比べると、支援者は金銭でのリターンは返ってきませんが、本来応援なくして生まれなかった商品やサービスの誕生に、間接的にでも参加することができるというメリットがあります。

 サービス提供会社は、プロジェクトの支援やプラットフォームの運営費用として、通常売上げ金額の15~20パーセントほどを手数料として得ています。

 

 READYFOR?(レディーフォー)を例にとって見てみましょう。

 

■READY FOR?(レディーフォー)が運営するクラウドファンディングサービス・・・https://readyfor.jp/

(650×)READYFOR①

 

 同社は「日本で最初の、そして最大のクラウドファンディング」、そして「誰もがやりたいことを実現できる世の中を創る」という理念を掲げています。ウェブサイト上では様々なプロジェクトが取り上げられています。

 例えば「ネパール地震により仮設で暮らす人々へ安心できる生活の場を!」というプロジェクトでは、100万円ほどの目標金額が設定されていて、支援者へのリターンは現地の方々からのサンクスレターや写真、さらには金額に応じて現地の着工式やお祭りへの参加などが提示されています。

 ほかにも、「知恵と愛情が詰まった栄養満点のおばあちゃん野菜を届けたい!」「闘病生活からの復活、医学生ランナーのリオ五輪への挑戦を応援したい!」など、多種多様なプロジェクトが取り上げられています。

 2011年3月のオープンから現在まで4,000件以上のプロジェクトの資金調達が行われ、2016年3月時点で、累計23億円以上の支援金を集めています。

 こういった不特定多数の個人や企業から、インターネットを通して支援金を集める仕組みは、投資のリターンはお金であるという「資本市場型」から、自分が応援したい、支援を通して社会に貢献したいという個々人の想いを形にした「共感型」の新しい形の投資といえるかもしれません。

 

 

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